技術への深い理解と磐石な基礎力がテーマ
今年リニューアルした
DeNAのゲームエンジニア新卒研修

岩崎 正揮

ゲーム・エンターテインメント事業本部ゲームコンテンツ事業部

大手コンシューマゲームメーカーにてレースゲーム開発や技術研究などに10年ほど従事。2015年、DeNAに中途入社。
Unity製3Dアクションゲームの開発運用を経て、現在はタイトル開発や基盤部門にてグラフィックスやパフォーマンスチューニングなどを担当。ゲームエンジニア新卒研修の責任者であり、グラフィックスエンジニア・マネージャー。

山本 真史

ゲーム・エンターテインメント事業本部ゲームコンテンツ事業部

2018年、ゲームエンジニアとして新卒入社。
大学入学後にプログラミングを始め、学生時代はソーシャルメディア解析やコンピュータグラフィックスを研究。DeNAには、ゲーム業界だけでなく他業界の技術も横断的に触れられそうという理由から入社を決める。本格的なUnityの利用やゲーム開発は入社してから。

高橋 陸登

ゲーム・エンターテインメント事業本部ゲームコンテンツ事業部

2018年、ゲームエンジニアとして新卒入社。
大学3年の夏にゲーム会社に入ることを決意し、文系学部ながら独学でプログラミングの勉強をはじめ数本のゲームを製作。ゲームの概念を新しくするようなゲームを作りたいと、DeNAに入社を決める。

前例にない仕様をも技術からひねり出せる
磐石な基礎力をつける研修にしたかった

岩崎 : 新卒ゲームエンジニア研修は、昨年から「基礎力」をテーマに大きくリニューアルしました。なぜ基礎を重視したかというと、ただゲームを作れるだけのエンジニアで終わってほしくない、というのが理由です。ゲーム開発の現場では先行技術の利用も重要ですが、ときには、誰もやったことのないような仕様を実装したい場面もでてきます。そのような時にものをいうのは、技術への深い理解、つまり基礎力だと考えたからです。
これは僕の話になりますが、前職のコンシューマーゲーム会社で、発売前の家庭用ゲーム機に向けたローンチタイトルの開発担当になった経験があります。発売前なのでもちろん参考にできる例はなく、そもそも情報も乏しい。メーカー提供の仕様書を読み漁り、手探りで色々と試しているうちに、自然と深い部分への理解が進みました。その経験で得た技術の基礎となる部分は、その後どんな開発にも対応できる自分の武器になったんです。

山本 : 僕は大学でコンピューターグラフィックスの研究をしていたのですが、ゲーム作りはほとんどやったことがありませんでした。今は便利なフレームワークがたくさんあり、使うことはできても、中身の仕組みがブラックボックスなまま使うのはすごく気持ち悪いなと思っていたんです。なので、今回の研修でフレームワークの使い方だけにとどまらず、そもそもの仕組みから教えていただけたのはありがたかったです。

高橋 : 文系学部の出身の僕は、ゲーム開発はすべて独学だったんです。プログラミングを体系的に学んだことはありませんでした。将来、基礎知識の有無が原因で理系出身のエンジニアと大きく差がついてしまうのではないかと不安に感じていたので、研修でキャッチアップできたことで非常に安心感を持てました。

慣れない数学や緻密なコードレビュー
心折れそうになる場面も
同期で励まし教えあい、乗り越えられた

岩崎 : なにせ初めての研修なので、一から作っていきました。まず基盤部門にいるスペシャリストたちを集め、項目出しをし、優先度をつけてカリキュラムに落とします。「コンピューターサイエンスの基礎は必要だよね」「暗号化とか、普段触れないからあえてやっておこう」といった要領です。研修はどうでした?

高橋 : 僕は高校の授業までで数学は止まっているので、微分積分やベクトル、行列など、最初まったくわからなくて……。自分で一から調べていたのですが、自分だけの力だと埒があかなくなり、近くの同期にどんどん聞くようになって、大分理解のスピードがあがりました。ベースの知識がないと「なぜわからないのかわからない」といった感じで推測すら立てられないと思うんです。でも、研修のおかげで、今は現場でわからないことがあっても、「こうやろうと思うんですがどう思いますか?」と仮説を立てて、必要な情報を聞きに行けるようになりました。

山本 : 個人でモノを作っていた時は、自分さえわかればいいという目線でコードを書いていたので、メンター社員からのコードレビューには苦労しました。レビューの度に「読みにくい」「変数名がおかしい」など、論理的なバグだけでなくて読みやすさの部分でも逐一コメントがつくのには良い意味で驚きました。その度に何度か心が砕けそうになりましたけど(笑)。

岩崎 : DeNAはゲーム業界ではコードレビューを活発に行う方だと思います。もともとがウェブ文化の会社なので、拡張性を意識して「他人から見てもわかりやすいコードを」という意識は非常に高いんですよね。

山本 : 同期とお互いのコードをレビューし、切磋琢磨していけたので、自分も負けじと食らいつこうというマインドになれました。一人だったら大分辛かっただろうなと思います。

高橋 : 研修期間の3ヶ月の間に、何人もの誕生日祝いをフロアでやったぐらい、みんな仲良くなったよね(笑)。研修を一緒にこなしたことで、確実に同期の絆は深まったと思います!

エンジニア志望の学生には、アンテナ高く好奇心旺盛に
どんなことでも深く掘る習慣をつけてほしい

岩崎 : ある程度テンプレート化されていたブラウザゲームとは違い、ネイティブ開発では様々な技術が必要とされます。そんなフィールドで新しいチャレンジができるのは、やっぱり基礎があってこそ。ゲームエンジンが発達した今は、ゲーム開発に必要な基礎を独学で学ぶ機会は減ってしまったと思いますが、気になることは今までよりも一歩深く調べてみることはぜひやってほしいですね。学術的な分野でなくても構いません。物事を深堀りする習慣がつくだけで、見えてくる世界は全然変わってくると思います。

高橋 : そういう意味では、大学時代文系学部で、プログラミングに関して自分で調べるしかない環境だったのはよかったかもしれません。ただ、目的がないと調べる気も起きないと思うので、「◯日間で1本ゲームを作ってみる」など、目標を掲げてみるのもオススメです。僕も学生時代、よく自宅で一人ゲームジャムを開催していました(笑)。

山本 : 今回の研修は「ただ動くゲームが作れればいい」という人よりも、「動くものを作るだけじゃなくてしっかりと基礎から知りたい」という人の方が楽しめたんじゃないかな。僕自身は、いろいろな技術や分野を掛け合わせて、新しいゲーム表現に挑戦していきたいと思っているので、今回の研修は将来的に非常に役に立つだろうなと感じています。

岩崎 : 難易度の高い研修だろうなと思っていましたが、みんな、モチベーション高く取り組んでくれたおかげで、無事やりきることができました。現場ですぐに使う技術ではないかもしれませんが、山本さんも言うように、ここで学んだ基礎はきっと将来役に立つはずです。ゲームエンジニアとして、新しく面白いゲーム開発にぜひチャレンジしていってください!

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    エンジニア(ゲーム)

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